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お知らせ

2011.03.17

「インドビジネスにおけるリーダーシップ」(ASB研究所主催)の概要報告を追加しました。

 


2011年3月5日 第1回ASBセミナー

Saul P. Steinberg Professor of Management のJitendra V. Singh先生による

“LEADERSHIP IN INDIA”

概要報告

 

当日は早稲田11号館の馬蹄形教室は17時の開始前にほぼ満席になり、最終的には20人近い立ち見と大盛況で、Singh先生とインドビジネスへの興味の高まりを感じました(立ち見になってしまった方には大変申し訳ありませんでした)。

今回のセミナーは、ASB(アジア・サービス・ビジネス)研究所のスタートを記念し、2010年3月にハーバード・ビジネス・プレスよりsingh先生が共著で出版された“The India Way”と、同時期に出版されたハーバード・ビジネス・レビューへの掲載論文”Leadership Lessons from India”のエッセンスを語っていただくという趣旨でした。



講演の概要は以下の通りでした:

中長期的な視野でインドの重要性は増加する。潜在的な経済規模面からも、米国型マネジメントに疑問が生じてきた中で新しいマネジメントモデルとしての面からもインドの重要性が増加する可能性は高い。2050年にはインドの経済規模は現在の30倍となり米国のGDPにほぼ匹敵する。

その成長の多くは民間セクターから生じると思われる。そのインドのダイナミズムと、民間セクターの成長を牽引するインドのリーダーシップを研究したのが“The India Way”であり、”Leadership Lessons from India”である。インドを代表する企業・組織のリーダー達と98人と直接インタビューをしてゆく中でいくつかインドのリーダーシップの特徴が見えてきた。例えば、合や市場を理解すること以上に未来への道筋を戦略的に明示することの重要性を強調するリーダーが多かった。

また、Tata Sons(インド最大のタタグループの中核企業)のエグゼクティブ・ディレクターであるR. Gopalakrishnan氏は「Indian business leaders “think in English and act Indian.”」と言っている。この意味を日本のリーダーにも考えてほしい。

これから日本にとってインドビジネスに着目することが重要になってくると思われる。今日は予定した内容の半分も語れなかったが、今後も継続的に日本の皆さんとコミュニケーションを図ってゆきたい。



講演に続き、ASB所長の太田教授も加わり、多くの参加者と非常に質の高い質疑応答が予定時間を延長して行われました。参加者の構成はアカデミック、ビジネススクールおよびドクターの学生、実業界の方々が3分の1づつでした。多くの方から講演後もこうしたセミナーを継続的に開催してほしいとの声をいただきました。

追記:“The India Way”はASBの翻訳で日本語版を出版する方向で準備をしています。